復星国際:2025年総収入1734.3億元、海外収入比率54.7%、「100億元利益」をめざす
3月30日、復星国際(00656.HK)は、2025年12月31日までの12カ月間の業績を発表した。2025年、復星のファンダメンタルズは引き続き堅調であり、医薬・ヘルスケア、保険・金融といった中核事業が良好な成長を示し、イノベーションとグローバル化という「二つのエンジン」が強い推進力を発揮した。
報告期間中、グループの総収入は1734.3億元に達し、調整後の産業運営利益は40億元となった。中核をになう主要四社の収入は1282億元で、グループ総収入の74%を占めた。うち、ヘルスケア事業分野の中核子会社である復星医薬の親会社株主に帰属する当期純利益は33.71億元で、前年比21.69%増となった。ウェルス事業分野の中核子会社である復星ポルトガル保険の親会社株主に帰属する当期純利益は2億100万ユーロで、前年比15.8%増となった。
同期間中、グループの研究開発投資は78億元に達し、7つの革新的医薬品において計16の適応症が中国および海外市場で承認・上市された。さらに、約40件の革新的医薬品の臨床試験が中国、米国、欧州等の規制当局から承認され、複数の主要製品が重要な臨床段階に進み、今後の商業化成長に向けた強固なパイプライン基盤を築いた。
グループの海外収入は948.6億元に達し、総収入に占める割合は前年同期比で5.4ポイント上昇し、54.7%となった。革新的医薬品では、年間のライセンスアウトおよび共同開発による一時金は2.6億ドルを超え、潜在的なマイルストーン総額は40億ドルを上回った。Club Medは過去最高の業績を更新し、国内外の保険事業も幅広く成長した。
復星は引き続き「事業のスリム化と基盤強化、主力事業への集中」という戦略を推進している。報告期間中、慎重性の原則に基づき、減損の兆候が見られる一部の不動産プロジェクト、および一部非中核事業に係るのれん・無形資産について、非現金の減損処理と価値再評価を実施した。その結果、年間の帳簿上の損失は234億元となり、このうち不動産関連が約55%、非中核資産が約45%を占めた。なお、これらの計上は会社の事業運営およびキャッシュフローには影響しない。
復星国際の董事長である郭広昌氏は、株主への書簡の中で次のように述べた。「過去に投資した一部のプロジェクトは、現在の市場環境のもとでは、当初の想定とは異なる評価となっている。こうした状況を踏まえ、取締役会は慎重な判断のもと、今回の資産減損を実施した。これにより、復星は高成長の中核分野に資源と精力をより集中させることができる。世界経済が変動の中で新たな機会を生み、中国のイノベーション産業が勢いを増す中で、今このタイミングで戦略を一段と深化させることは、資産構造の最適化だけでなく、事業機会の獲得にもつながり、復星をよりスリムで、健全かつ持続可能な企業へと導く。」
同時に、復星は健全な財務状況を維持しており、潤沢な現金準備、安定した純資産基盤、そして営業活動によるプラスのキャッシュフローを確保している。報告期末時点で、総資本に対する総負債比率は57%であった。現金・銀行残高および定期預金611億元に加え、未使用の銀行与信枠は1446億元に達している。健全な負債水準と潤沢な資金は、リスク耐性を高めるとともに、機会を捉える力の強化にもつながっている。国際格付機関S&Pは、復星国際の格付け見通しを「安定的」と確認した。
郭広昌氏は「こうした強固な財務基盤と、パートナーの皆さまからの変わらぬ支援があるからこそ、『屋根の修理は晴れている日に』という判断を下すことができる。今この段階で負担を軽くし、将来にわたって予見可能で持続可能な成長を追求していく。中核事業をしっかりと強化し、深化し、磨き上げていくことこそが、復星が次の段階でより着実に、より遠くへ進んでいくための道である」と述べた。
また復星は中期的な財務目標として、年間利益を段階的に約100億元規模へ回復させること、グループレベルで600億元の資金回収を目指すこと、総負債を600億元以下に削減すること、そして「投資適格」格付けの取得を目指すことを発表した。
株主還元の強化に向けては、支配株主および経営陣による株式取得や自社株買いの継続に加え、2026年度の配当性向目標を現行の20%から35%へ引き上げる計画を発表した。さらに、累積の分配可能利益に基づき、2026年度の配当額は少なくとも15億香港ドルとなる見込みである。
郭広昌氏は最後に、「今後の復星は、短期的な利益を追うのではなく、持続的な成長に向けた確固たる基盤を築いていく」と述べた。

